苦労の先に幸せが待っていないのはなぜ?
あなたは人生の選択に迷った時、正しい道に進みますか?それとも楽しい道に進みますか?
多くの人は、親や世間、学校・職場・友人・知人など、周囲の人の意見を聞いて「正しい道」に進みます。
嫌なことがあっても、大変な思いをしても、辛い状態になっても、「その苦労を乗り越えた先にきっと幸せが待っている」。そして、その道に進むことで、何より家族が喜び、親孝行にもなるだろう。そう考える人がほとんどです。
しかし、この宇宙の原理としては、「苦労するけど正しい=不幸への道」であり、「ワクワクしていて楽しい=幸せへの道」につながっています。
例えば、『苦手で不得意なこと』を克服することは、どれだけ苦しくても正しい道なんだ!と感じるかもしれません。しかし、いざその試練を乗り越えてみると、その報いとして「さらなる苦労」が待っているのです。
一方、自分が興味のある好きな分野で、その進路のことを考えただけでワクワクする時、その道を歩み出すと、こちらにもいくつかの試練があります。
どちらにしても試練はあるわけですが、楽しい道での試練を乗り越えると、そのご褒美として、「さらなる幸せ」が待っています。
「正しい道」と「楽しい道」の感覚的な違いについて
現実的に考えると、「そうはいっても、楽しいことばかりしていては何も実らないじゃないか!」と、そう思いますよね。
おそらく、あなたは『努力に苦労はつきものである』という固定概念が、絶対的なものとして頭の中に入っているのでしょう。
でも、もしその考え方が本当に合っているのであれば、世の中で一生懸命努力している人が皆、幸せになっているはずではありませんか?
いじめ、暴力、パワハラ、ストレス、詐欺、薬物、、、ありとあらゆる社会問題は、「不幸な心」が招いているものといっても過言ではありません。
つまり、あなたが「幸せな人生を送りたい!」と思ったら、絶対に苦労をしてはいけないんです。というよりも、苦労を感じる時点でその道は間違っているよ!というサイン。
もちろん、この話を信じる信じないはあなたの自由ですよ。
その代わり、眉間にシワを寄せて悩みながら努力を続け、仮に一時的に結果を出せたとしても、その先で、必ずといっていいほど「新たな悩み」を抱えることになるでしょう。
しかも、この宇宙の原則に気付かない限り、何度も何度もドツボにハマり、同じような状態が続くことになるのです。
今一度、冷静にこの世の中を見渡してみてください。
例えば、甲子園を目指している高校球児は、『野球が大好きで楽しい!』という前提で、朝から晩まで必死に野球の練習をしていますよね。
ちなみに、多くの人が誤解しているようですが、「楽しい=楽をする」は間違いですよ。人が本当に楽しい時は「楽しい=本気で夢中」の状態になります。
確かに、努力をしても甲子園には行けないかもしれないし、プロ野球選手にもなれないかもしれない。でも、楽しい道で出会った人との縁や経験したことは、必ず、その先の人生でいい形で生きることになります。
ところが、例えば、『夢中になって頑張る高校球児』と『地獄感覚で頑張るサラリーマン』を比較した時、どちらも一見、苦労をしているように見えますが、決して同じではありません。
後者の「地獄感覚で頑張るサラリーマン」は、毎日受け身の苦労に耐えながら、必死に一日一日を乗り切っている状況です。
おそらく、ほとんどの人は、「それが社会人というものだろ?当たり前のことだ!甘えるな!」と、そう解釈するのではないでしょうか。
しかし、生活費のためであっても、楽しく幸せなサラリーマン生活を送っている人だっていますよね?それをなぜ、「努力」+「苦労」=1セットとして考えてしまうのでしょうか。
苦しくても会社を辞めることができない場合・・・
中には、会社に通勤するのが苦痛になった。何もうまくいかない。苦しい。だから会社を辞めます!といって、起業をして成功する人もいますが、そういった決断ができない人も多くいます。
だとしたら、同じ職場、同じ環境、今のあなたで、どうやったら幸せになれるかを考えなければなりません。
斎藤一人さんの教えとしては、「まずは形から入る」ことが大事。
その「形」とは、『言霊』、『顔につや』、『明るい服装』の3つです。これらを実践する時は「心」が伴っていなくても構いません。
特に重要なのは「言霊」。お釈迦様の教えに「はじめに言葉ありき」という言葉があるように、人の悩みがなくなることはないにしろ、誰でも日常の言葉を変えることはできます。
ぜひ、ひとりさんの天国言葉を毎日の口癖にしてみてください。
ちなみに、いつも「笑顔」でいることも、形から入って幸せになる一つの方法となります。
苦労はストップのサイン!ワクワクはGOサイン!
人が「苦労」をするということは、『今のあなたの考え方は間違っているよ!!』という、天の神様からのメッセージです。
時に、成功者が苦労話をすることもありますが、実際にその人が行動をしている時は、「目標に向かって夢中になっている」。つまり、ワクワクしていて楽しい!という大前提があるのです。
だから、職場を変えるのは自由ですが、まずは普段使っている「言葉」を変えて、少しでも、明るい気持ちで過ごす時間帯を増やしていく必要があります。
また、「ツイてる・うれしい・楽しい・幸せ・感謝・ありがとう・ゆるします・愛してます」を口にしていると、不思議と「楽しいこと」や「ワクワクすること」に目が向くようになります。
こうした宇宙の原理だけは、ちゃんと理解しておくようにしましょう。
あなたがいつも発している「言葉」が思考となり、その「思考」が現実になっているのです。
ひとりさんの教えを実践することで、少なくとも、愚痴・不平不満・泣き言・悪口などの地獄言葉を言っていた時とは全く違う感覚で、毎日の生活を送ることができるようになるはずです。