斎藤一人さんの天国言葉で悩みやストレスが消えない理由。
人間、生きていれば誰でもこう思うものです。
「今日も一日、平穏無事に何の問題もなく平凡に暮らしたい」
でも、なかなか悩みやストレスってなくならないものですよね。
私も「全ての悩みがなくなったら絶対に幸せになれる!!」と、そう思い込んでいました。
過去にお釈迦は、滝に打たれ、座禅を組み、断食をし、そういった難行苦行の先で「無駄である」という結論に達したんだそうです。
つまり、斎藤一人さんの天国言葉というのは、決して悩みやストレスを消すことを目的にしたものではないんですね。
そうなると、天国言葉には何の意味もないのでは?と思われるかもしれませんが、そういうわけではありません。
世の中には、悩みがあるから幸せになれないという人もいれば、笑顔で天国言葉を口にしているから「悩みがあっても幸せ」という人もいます。
実は、この地球では、「悩みがあってもいいから幸せを感じる」という修行をしているんです。
思うようにいかないこと、嫌な出来事、苦手な人との関係などを含め、全ては「体験」をするために、この世に生まれました。
例えば、怖いなと思っていてもジェットコースターに乗りたい!って思いますよね。それと同じように、この人生も「苦しいな」と感じていても、魂はこの貴重な体験にワクワクしているんです。
斎藤一人さんいわく、人が生まれてくる目的は『魂を成長させるため』なんだそうです。
魂を成長させるために、人間は生まれてくる前に、現世での人生シナリオを決め、自分が最も成長する環境を選んで生まれてきます。
それは、生まれる国や出会う人、起きる出来事、外見や性格など、大まかな構成要素は決まっているんだそうです。
その代わり、それらの素材をどう扱うかは自分次第なんです。
例えば、縁があって出会った人を大切にするかどうか、起きた出来事や他人を許せるかどうか、明るく生きるか暗く生きるか、楽しく生きるか苦しく生きるかは、あなたの自由意思によって左右されますよね。
こういった自由意思による「自分自身のあり方(スタンス)」というものは、どうにでも構築していくことができます。
では、なぜわざわざ輪廻転生を繰り返し、何度も何度も生まれ変わって、悩みやストレスを抱えながら魂を成長させなければならないのか。
その理由の一つは、過去の因果を解消するためといわれています。
過去世で自分がしてきたことに対して、やり残したこと。要は、まだ学びきれていないことをクリアにするため、何度も生まれ変わることになるんです。
例えば、前世で運動が得意だった時に、体が弱くて運動が苦手な子をあざ笑っていた場合、現世では逆の立場を経験して、その人の痛みを知ったとします。
そうすると、これによってやり残したことが一つ終わり、因果が一つ解消されることになるんですね。
よく先祖の行いが子に出ると言われることもありますが、実は、過去に自分がやってきたことが、自分自身に出るのが本当なんだそうです。
ここまでの話だと、人生は波乱万丈で嫌だなと思うかもしれません。
しかし、前世では良いこともしているはずですし、現世で明るく親切にしていれば今度は来世につながっていくことになります。
人生は、波乱万丈で問題も起こる。悩みやストレスも無くならない。
その中で、それでも「明るく幸せに生きる」ことで、魂の成長につながっていくことになります。
斎藤一人さんの天国言葉8つを毎日唱えていると、心の幸せを感じられるようになるのでおススメです。
『愛してます・ついてる・うれしい・楽しい・感謝してます・幸せ・ありがとう・ゆるします』
以前もお話しましたが、人間は100の定めに対して100の意志を持って生まれてきています。
つまり、100ー100=0で因果は相殺(そうさい)されるので、嫌なことも苦しいことも決して無駄ではないんです。
「今日嫌なことがあったなぁ。。」と思ったら、過去に自分がやったことだから因果が一つ解消されてよかったととらえるようにしましょう。
問題は、ほとんどの人がそこで地獄言葉(不平不満、泣き言、愚痴、文句、悪口)を言ってしまうこと。
これをやってしまうと、100の因果が99に減っても、新しい因果を1つ作ることになるので、また100に戻ってしまいます。
神様は乗り越えられない試練は与えません。
自殺をしたところで、魂は生きているので、寿命が80才のところを60才で逝ってしまうと、残りの20年間、寒くて真っ暗なところで「人生から逃げるとどうなるか」を学ぶことになるんだそうです。
そんな思いをするくらいなら、とにかく最後まで生き抜くことが一番ですよね。
人は10年単位でほんのちょっとずつ成長するものなので、焦る必要は全くありません。
これからあなたの人生に、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。