40年以上ずっと不幸を感じていたけど本当の幸せに気づけた
最近の気づきとして、一番大きかったのは、本当の幸せとは何なのか、ちょっとだけわかってきたということです。
過去を振り返った時に、40年以上「幸せになりたい」と思っても、幸せになることができませんでした。
何をやってもダメな人生というか、本当に何ひとつパッとしない人生だったわけです。
そこで気づいたことは、「幸せになりたい」と思ってなれるんだったら、とっくにみんな幸せになっているということ。
要は、「幸せになりたい」ということは、魂的な視点で見ると、「まだ自分は幸せではありません」と宇宙に注文しているようなものなんですよね。
じゃあ、どうしたらいいのかというと、「今この瞬間に、少しでも不快がなければそれでいい」ということです。
今この瞬間が不快でなければ、それはすなわち幸せである。この視点に切り替えるだけで、幸せを感じることができます。
「幸福感っていうのは、こういうものなんだ」というのが、分かってくるわけです。
たとえば、「ちょっと暑いな」と思ったら、1枚服を脱ぐ。「トイレに行きたい」と思ったら、その時に行く。エアコンでも何でも、「1分1秒たりとも我慢しない」。
もちろん、できる範囲の中ではあるんだけれど、極力そういったことをなくす、または減らすことを大切にします。それで、できるだけ「今この瞬間に、不快感という“嫌だな”という感覚がなければ幸せ♪
これは、僕が40年以上苦しみ続けてきて出た答えなので、あくまで「個人的に」ではありますが、間違いないという確信を持っています。
逆に、「幸せに条件をつける」考え方――「このぐらいお金持ちになったら幸せ」とか、「100個の夢リストがすべて叶うような人生になったら幸せ」――そういうふうに考えると、どんどん心が苦しくなってきます。日に日に苦しくなってくるんです。
「今ないもの」に目を向けて、仮に1つ夢が叶ったとしても、次の瞬間にはまた「ないもの」に目が向く。なぜなら、夢リストっていうのは、まだ叶っていないものだからです。
つまり、「ない、ない」と「ないもの」に目を向けながら、「ある状態」を追いかけても、それは今「ない」んですから、「ない」という思いが、現実に反映されていくわけです。
「今はないんだ」と思いながら、「ある現実」を創造することは絶対にできない。どう考えても、どう工夫しても、それは無理なんですよ。もう本当に、ただただ苦しいだけです。
だから、自己啓発でもスピリチュアルでも、よく言われるじゃないですか。「今を大切にするんだよ」とか、「ないものではなく、あるものを大切にするんだよ」って。きっと、みんな聞いたことがあると思います。
僕も、何十年も前から知識としては知っていたんです。「そんなの簡単なことだ」「何を当たり前のことを言ってるんだ」「分かりきってることだ」と思い込んでいました。でも、全然分かってなかったんですよ。まったく理解できていませんでした。
おそらく、今「幸せになりたい」と思っても、なかなか幸せになれていない人たちは、みんながそうとは言わないけれども、多くの人が「今、踏ん張ればなんとかなる」「今、頑張りきればこの苦労を乗り越えられる」と考えているんじゃないかなと思います。
非常に精神的に強い。我慢強い。我慢強さがあって、「少しくらい無理をしても、自分は大丈夫だ」と思っている。そういう、非常に強い人が多いんじゃないかと感じています。
でも、その先に待っているのは、また苦労なんですよ。
これは、僕が過去に実際に経験してきたことでもあるし、斎藤一人さんの教えの中でも「苦労を乗り越えた先で待っているのは、やっぱり苦労だよ」「今幸せだから、未来も幸せなんだよ」と言われている通りです。
これも知識としてはずっと分かっていた。でも、自分自身が頑固で、「努力すれば、努力の先に明るい未来が待っている」と信じて疑いませんでした。
だって、普通は「一生懸命頑張ったら報われる」と思うじゃないですか。
僕は、生まれてから「幸せになる方法」みたいなものを教わったことがありませんでした。当然、学校でも教えてくれませんし、自分でどれだけ考えても、「幸せになりたい」と強く思っても、幸せになることができなかったんです。
じゃあ、「斎藤一人さんとか、成功者の教えを実践すればよかったんじゃないの?」と言われるんですけど、それもめちゃくちゃやりましたよ。
やってました。本当に。「天国言葉を1日1,000回唱える」とか、「顔に毎日ツヤを出す」とか。
もちろん、それが間違っているわけではありませんよ!それで幸せになる人も、人生が変わる人もたくさんいる。それはよく分かっています。
でも、なぜ僕が現実を変えることができなかったのか。40年以上も引き寄せの法則を学び、スピリチュアルや自己啓発を学び、知識も行動もあったのに、なぜ転機が訪れなかったのか。
今ならはっきり分かります。それは、「幸せになりたい」と思っていたからです。
普通に考えたら、人間なら誰しも「幸せになりたい」と思います。それは断言できます。でも、そこに落とし穴がある。これは地球特有の落とし穴です。
「幸せになりたい」ということは、「今、自分は幸せではないんだ」と思っているということ。「ない、今はない」と、そこに意識が向く。
これも、知識では本当に理解していたつもりでした。でも、感覚としてちゃんと理解できていなかったからこそ、こんなにも長い間、苦しみ続けてきたんだと思うんです。
だから、家族にも馴染めない。学校にも馴染めない。雇われ環境も無理。自営業をやってもダメ。本当に何をやっても、誰からも好かれることのない人生って言うんですかね。
もう本当に惨めでした。何をやっても、ここまでうまくいかない。こういう言い方は良くないのかもしれませんが、いろんなYouTuberの方の動画を見ていて、発達障害とかHSPとか、うつ病とかパニック障害とか、さまざまな悩みを抱えている方々を見ても、「僕よりも悲惨な人は、さすがにいないな」って思ってしまうくらいでした。
これは、幼少期のトラウマがあってのことなんです。もう、ずっと子どもの頃から精神疾患を抱えているような状態でした。地獄としか言いようがありません。生き地獄です。
父親が酒を飲んで暴れて、借金を抱えていた――そんなレベルの話ではないんです。
結局、両親がおかしいと、長男もおかしくなるわけですよ。そこで、また暴力を振るわれる。両親の暴言・暴力、長男の暴言・暴力。次は次男。次男も荒れて、暴言・暴力。
僕だけじゃなくて、おばあちゃんまで殴られたり、蹴られたり。どうしたらいいんだ!って話です。
中学の時には、ストレスでろくに栄養も摂れず、足の指が――たぶんストレスだと思うんですけれど――黒ずんで、爪が剥がれてしまいました。両足の親指の爪です。
だから、もしかしたら小学校に入る前から精神疾患があったんじゃないかと思うくらい、ずっと人目が気になるし、怖かった。今で言えば、不安障害とかパニック障害とか、いろんな名称があるんでしょうけど、当時は何も分からない中で、ただただ生きているだけで怖かった。本当に地獄でした。
唯一、楽になれる時間は「一人でいる時だけ」。それは今でも同じです。一人でいる時だけが、ほっとできる。
でも、外に一歩出たり、人と会話したりする時というのは、もはや「自分じゃない」感覚になります。今でもそう思います。
もう本当に、めちゃくちゃ負荷がかかって、めちゃくちゃ頑張って、ようやく挨拶ができる。普通の最低限のやり取りができる。それでも、その後、それがどんなに自分なりにスムーズにいったとしても、家に帰ってきてから何日も悩むんです。
人とちょっと会話をしただけで、「うまくいったのか?」「相手はどう思ったか?」と、ずっと気にしてしまう。
それくらい、今もまだ、幼少期のビクビク、オドオドしたような感覚が、自分の中に残っているということなんです。
で、何が言いたいのかというと、そういったトラウマやコンプレックスみたいなものを克服しようと、頑張って、努力して、「幸せになりたい」と思っても――少なくとも僕の場合は――幸せになることはできませんでした。
そこで気づいたのが、「今この瞬間、不快を感じていない時間帯」「嫌な記憶を忘れている時間帯」――そこだけが、幸せなんだということです。
だから、「目標を達成できたら幸せ」とか、「今日やろうと思っていたことができたら幸せ」とか、「毎月これだけの収入を得ることができたら幸せ」とか、そういう考え方は絶対にしないようになりました。
以前は、そればかり考えていたけれど、今は絶対にそれをやらない。
なぜかというと、「幸せとは何なのか」ということが、自分の中で分かってきたからです。
自分にとっての幸せとは、「とにかく今この瞬間、嫌な気持ちになっていなければいい」。不快を感じていなければいい。それで幸せなんです。
現実が良くても悪くても、どっちでもいい。収入が増えても減っても、どうでもいい。
「いちいち、なんとかしたい」と思っちゃうとダメなんです。「なんとかしたい」「なんとかしたい」「なんとかしなきゃ」っていう状態は、もう地獄の入り口です。
今回のお話というのは、かなり個人的な感覚の部分に関することなので、なかなか理解されづらいものではあると思います。
でも、「幸せになりたい」と思っていても、なかなか幸せになれないと感じている方がいらっしゃれば、どこか参考になる部分があればうれしく思います。
それでは、今後も斎藤一人さんの音声や文字起こし、こうした僕自身の気づきを発信していきますね。いつも感謝してます^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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