「聞く耳」を持たない器量が小さい人の改善点【斎藤一人】
斎藤一人さんの音声(文字起こし)
今から宴会の話をします。どんな話ですかっていうと、まあ、クラス会やろうでも、忘年会やろうでも、飲み会やろうでもいいです。じゃあ今度、クラスの人間みんな集めて、飲み会やろうよ、やろう、やろうっていうことで、賛同します。OKですか?
中に、いろんな意見が出るあるんですよ。いろんな意見が出ると、反対意見も出ます。そうすると中に、反対意見がいっぱい出ると、「それだったら俺やらないとか、行かない」とかって言う人いるんですよ。
本当にそういう人っているんですよ。だけど、それはいけないんです。
みんなでやろうと言ったんです。自分の意見が通らないんだったら行かないとかっていうのは、無茶苦茶なんです。簡単に頭の中柔らかくして置いて、ああ、そうか、みんなはそっちがいいんだ、じゃあ、そうしようって言えばいいんです。
みんながそっちがいいんだから、それが良いんです。たったそれだけなんです。そんなの「我を張るとか、自分のメンツを潰された」とかって話じゃないんです。ね、じゃあ、あんたの意見を潰すためにみんなが嫌な思いをするんですかって、そうじゃないでしょって。
飲み会の話って、ただそれだけなんですよ。ついでだからね、少しあのメンツという言葉っていうのは日本人しか使わないのか分かんないけど、我とか、人間って立場ってのがあるの。だから、よくね、誰かがその人のことを思って注意してくれることがあるの。
何々さん、こうした方がいいよ、 ああした方がいいよって言うと、それを聴きながら、いや、私、すぐ、こうでこうで、こうなんです、いや、そうじゃないんですよ、実はこうでこうで、こうなんですよって。
あの、話遮って、そうじゃないんです!そうじゃないんです!っていう人いるの。
で、そういう人を器量が小さいっていうの。器量が大きい人って言うのは、相手が注意してくれたら間違ってたって構わないの。自分のこと誤解してるなって思っても構わないの。
そんなことよりも、相手は自分のことを思って一生懸命喋ってくれてるんだから、まず最後まで聞くの。でね、「あー、分かった」って、よく「相手の言うことを聞いてやんなさい」って言うと、言うことを聞く何ていうのかな、聞いてやったらその通りにしなきゃいけないって思ってる人がいるの。
あのね、聞くっていうのは聞くの。最後まで。で、聞き終わったら「あ、ありがとうございます」とかって「でも、そうやって言ってくれると、私もすごく助かります」とか「気にかけててくれて、ありがとうございます」って、全部受け止めるの。
ところが器量って器だよね、器量って器のことだから。おちょこ一杯しか器がないと、相手が一緒ぐらいの話ししてても、もう、おちょこ一杯になると、話が始まっちゃう、そうじゃないんですよと、違うんです、こっちの話は聞いてくださいって、器量がおちょこか、おちょこのケツみたいな奴がいるんだよ。
本当に少ないの、もう器量が少なすぎる、それより、しっかり聞いてやればいいんだよ。最後まで聞いて「ああそうですか、ありがとうございます」って「もう気にかけてくれてて、ありがとうございますね」って言うと、相手は聞き終わって「よく聞いてるなー」って思うんですよ。
「これからも、これこれだったら自分もこういう風にしますよ」って。「先輩に言われた通り、自分もやろうと思ってます」って。
言い終わってから「実はところで今回の事なんですけれども、実はこういう訳なんですよ」と。そしたら相手も「そうか」って言う。
要するに、全部言い終わって、キャッチボールと同じなの。相手が球を投げようとしたらバット振り回して、側まで行って、ピッチャーのことボコボコって殴ろうとしてるくらい、 おかしな奴っているの。
会話がスポーツとして成り立たないのね。相手の言うことを聞いて、聞き終わったら「ああ、そうなんだ」って「そう思われても仕方ないよね」って。「実はこういう訳なんですよ」って、言えば、すっごくおかしいって、わかるんだよ。
それと、話を途中で遮って「こうで、こうで」って言うと、相手のメンツを潰すんだよ。だから時々俺なんかも「あんた、この事ってこうじゃないの?」って言うと、言い終わる前に「いや、そうじゃなくて、こうで』っていう人いるけど、「あんたさ、俺の面子丸つぶれにしてんの分かるかい?」って。
「俺だからいいんだよ」って。「だけど、あんた、よそでも必ずやってないかね?」って。
「あんた、人間関係でしょっちゅうトラブルよね?」って。で、「トラブル理由って、今、俺にやってるようなこと、あっちでも、こっちでも、やってないかい?」って。
「器量を大きくしな」って。「でも、違うんです、違うんです」って。海って一番デカいだろ?大海水を選ばずって言うんだよ。ここは塩水ですから真水が入ってきちゃ困るんです、全ての川から全ての雨が全部入ってくるんだよ。だから海はあんなに広くてデカいんだよ。
だから、海くらいこの地球上で一番デカい器は海なんだよ。だから、揉めるんだよって、合ってる、間違ってるんじゃないんだよって。ああ、注意してくれてるんだなって、自分のことありがとうございますって聞くの。
ね、あのね、世の中で1番苦しいのは野球でも将棋でも碁でも、先手取られて、どうだ、どうだ、どうだってやられるから苦しいの。部長に言われるとまた説教で嫌んなっちゃうし、「説教早く終わんないかな、早く終わんないかな」って、だから負けちゃうの。
「部長、もっと言ってください」って。「僕は部長に言われると、ますますそれでもう人間形成して頑張るつもりでいるんです。今、怒ってくれるのは、父も死に、母も死に、部長しかいないんです、もっとお願いします」って追っかけ回すの。
人生、追っかけ回した者の勝ちなの。だって、相手だってくたばるんだから。「5分が長いな」じゃないの。「10分お願いします」とか 「あと5分説教してください」ってやってみな、大概向こうが逃げるから。
それとね、器の広さなの。「もうこんだけしか入りません」じゃないの。もう、海みたいな気持ちになっちゃって「どんどんお願いします、どんどんお願いします」って言った時、人生って変わるの。全てが変わるの。で、今起きてることは、あなたの器量の狭さから起きてることがいっぱいあるんだよ。
知らないうちに相手のメンツ潰してるの。前にも言ったんですけど、褒められるのが下手な人とかっていて「良いペンダントだね」って言ったら「ありがとうございます」って受け止めちゃえばいいのに「そんなことないんです、安い物ですよ」って、もうね、おちょこのケツです。
みんながなれないか分かんないけど、海ぐらい広い人になって、受け止めて、受け止めましょう。
以上です。
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